このページでは、当サイトにて配布している「ACB-EA(キャッシュバックEA)」のダウンロードおよび利用方法について説明しています。
EAの概要
ACB-EA(ATRキャッシュバックEA)
非ナンピン型EAです。勝敗によってロット数を増やすマーチンゲール法も採用していません。ATRを参照して利確幅とロスカット幅を決定し、エントリーしたポジションを利確またはロスカットします。複数のポジションを持つことが可能ですが、それぞれのポジションは独立に利確またはロスカットを行います。
特徴
- テクニカル指標を用いて、勝率50%程度を目指すタイプのEAです。
- 「並行注文数」により、複数のラインを同時稼働出来ます。取引数を増やすことで、より安定的な勝率に収束させること、キャッシュバック収入を増やすことを目指します。
- ロット数は固定にすることで、残高を大きく減らさないようにリスクを抑えた設計です。残高は大きく増えなくても、別途発生するキャッシュバック収入で安定的に利益を積み重ねられるような戦略に合うように調整しています。
パラメーター設定
以下の通り、パラメーターの数は少なくシンプルです。
初期ロット数
各注文のロット数を指定します。各注文でロット数は変化せず。指定したロット数で常に取引を行います。
並行注文数
同時に複数のラインを動かせるEAなので、いくつまで同時に稼働させるかを指定します。増やせば増やすほど、取引数を増やすことが可能になります。
ただし、例えば初期ロット数が0.01で、並行注文数が2であれば、0.01のポジションを最大2つまで取ることになるので同時に保有するロット数は0.02になります。つまり、「初期ロット数×並行注文数」が同時に保有する最大ロット数になるので、許容リスクに見合った数に設定しておく必要があります。
並行注文間隔(秒)
並行注文をどれくらいの間隔で行うかを指定するパラメータです。デフォルトは900秒(15分)です。この場合、最初にポジションを取得してから15分以内は次の同一方向ポジションの注文は行いません。(逆方向のポジションで売買条件を満たせば注文を行います。)
この注文間隔を設定せずに複数注文を行なっても、単体の注文でロット数を増やすのと変わらなくなってしまうので、売買タイミングを少しずらすことによってリスクを分散させる効果に期待した設定になります。
マジックナンバー(最初の数値)
マジックナンバーの設定です。ここで設定した数値が1つ目の注文に使われます。並行注文数の設定で複数注文を可能にしている場合は、それぞれ+1したマジックナンバーが各注文に使われます。
異なるマジックナンバーで複数ラインを同時稼働するようなイメージになります。
バックテスト
バックテスト設定
初期証拠金10万円で10年半のバックテスト結果を確認します。
銘柄: | GBPJPY | |||||||||||
期間: | 10年6ヶ月 (2013.01.01 – 2023.6.30) | |||||||||||
通貨: | JPY | |||||||||||
初期証拠金: | 10万円 |
キャッシュバック収入
以下の通り、10年間で安定的にキャッシュバック収入が得られる計算です。
バックテスト結果
以下の通り、初期証拠金10万円で、残高最大ドローダウンは53,306円ということでずっと耐えつつ、10年半で約10万円の利益を獲得することが出来る計算になりました。
総損益: | 71,403円 | |||||||||||
キャッシュバック収入: | 28,873円 | |||||||||||
総損益 + キャッシュバック収入: | 100,276円 | |||||||||||
残高最大ドローダウン: | 53,306円 | |||||||||||
リカバリーファクター: | 1.88 |
ACB-EAのダウンロード
以下からACB-EA(ACB-EA.ex5)をダウンロード可能になっています。
ACB-EA.ex5
ACB-EAを稼働させる上での注意事項
ACB-EAの利用手順
キャッシュバック口座の開設
以下のキャッシュバックサイトTariTali(タリタリ)から、XMTradingの以下の口座を開設します。
- 取引プラットフォームタイプ:MT5
- 口座タイプ:XMTrading KIWAMI極
MT5のインストール
以下のリンクからXMのMT5のダウンロード画面に行けます。
以下の通り、PC(Windows)あるいはMacに対応したMT5がダウンロード可能です。
ダウンロードが完了したら、指示された手続きに従ってインストールを行います。
MT5でのEAの設定手順
MT5にログイン後、EAをセットする手順をご紹介します。
GBPJPY#の表示
まずは、GBPJPY#の場合、デフォルトの表示リストに出てこないこともあるので、GBPJPY#を表示させる方法から説明します。
MT5の上の方のタブの「表示」→「銘柄」から、以下の通り、GBPJPY#を「非表示」から「表示」に変更します。
これで、GBPJPY#が表示可能になりました。
GBPJPY#のチャートを表示
続いて、MT5の上の方のタブの「ファイル」→「新規チャート」→「Forex」→「KIWAMI」→「Majors」から、先ほど表示させた「GBPJPY#」を選択します。
すると、GBPJPY#のチャートが表示されたと思います。デフォルトだと時間足はH1かもしれませんが、そのままでも構いませんし、お好きな時間足に変えても結構です。今回導入するEAは、どの時間足にセットしてもロジックは変わらないからです。
MT5にEAをセッティング
以下の手順で、MT5にEAをセッティングします。
- MT5の「ファイル」タブの「データフォルダを開く」をクリック
- 「MQL5」フォルダ→「Experts」フォルダを開く
- 「Experts」フォルダ内に、ダウンロードした「ACB-EA.ex5」を保存
- MT5の「ナビゲータ」ウィンドウ内の「エキスパートアドバイザ(EA)」を右クリックして、更新をクリック
以上、エキスパートアドバイザ(EA)内に「ACB-EA」が表示されれば、EAの準備が完了です。
EAのパラメータ設定から起動まで
エキスパートアドバイザ(EA)内の「ACB-EA」を、GBPJPY#のチャートにドラッグ&ドロップします。
すると、以下のような画面が立ち上がります。
次に「インプット」タブでパラメータを設定します。各パラメータの役割は先述した通りですが、以下の通りデフォルトでもとりあえず問題ありません。
EAを稼働(自動売買を開始)
MT5のチャートの上の方にある「アルゴリズム取引」というボタンをクリックすると、稼働開始します。
以下の通り、「アルゴリズム取引」の表示が緑色の▷になっていれば、問題なく稼働しているはずです。
稼働停止中(自動売買オフ)
稼働中(自動売買オン)
自動売買を開始したら・・・
当EAは、リスクを極力抑えて長期的にキャッシュバック収入を得ることを目的としたトレード戦略に合わせて調整したEAです。1日の間に取引頻度はそんなに多くないかもしれませんが、2~3日ほど稼働しても全く注文が入らない場合は、何か不具合を疑った方が良いです。エキスパートのログなどでエラーが発生していないかご確認ください。
また、ロット数を0.01に対して初期証拠金を10万円というのはあくまで目安です。ロジック上、ナンピンもマーチンゲール法も採用していませんので、ナンピンマーチンEAのように一気に残高をゼロにしてしまうというようなことは起こりにくいですが、長期的に余裕のある資金で運用する方が無難です。
最後に、以下の注意事項については改めてご確認の上、ご利用をお願いいたします。